皮革の街


水の都大阪ーかつてこの辺りは「なにわ」と呼ばれ、(あきんど)の街として古くから栄えてきました。その大阪「なにわ」の代表的伝統産業のひとつに皮革産業があります。そして、その皮革産業において日本最大の規模を誇るのが

、ここ西成地域なのです。
西成は古くから靴や鞄など革製品を作る職人をはじめ、多くのものづくりの人々が住む職人の街です。特に婦人靴では日本最大の生産高を誇る地域であり、現在でも家内工場的な工場が多く密集し、住宅地の細い路地にカタカタと鳴る製甲ミシンの音や底付けハンマーの音が響いています。靴メーカー関連企業が200社を超え、靴職人が1000名近くいると言われ、関連職種も含めると地域人口の3割近くが靴の仕事に関わっています。

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