靴で地域を編み直す
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連続講座/手製靴をつくる

連続講座/手製靴をつくる

手製靴の底付け・仕上げ工程を体験する全6回の講座。今回3度目の開催です。釣り込み・まくり縫い・仕上げ等の底付けの工程を手作業で行い、本底の縫い付け=マッケイ縫いは地元・西成の工場で機械縫いしてもらいます。なお、型紙やアッパー(甲革)の縫製などの工程は行いません。アッパーは本校にてご用意いたします。

「靴を手で縫う」という言葉からハンドソーンウェルテッド製法をイメージされる方も多いと思いますが、 靴は複雑な構造をもつため、機械縫いといっても人の手で行う工程がたくさんあります(ただし現代では生産効率の観点から、全工程を機械で縫うことが多くなっています)。

この講座では限られた時間の中で靴づくりの一端を知り、靴を手で縫う体験をしていただくために、ハンドソーンウェルテッド製法よりも作業がシンプルなマッケイ製法を選びました。

手作業での靴づくりに重きをおいているため、デザインや革などを自由に選べるわけではありません。ですが、手間暇はかかるけれど、アナログで、難しくて、そして面白い。そんな手作業での靴づくりの一端を体験していただけると思います。

自らの手で靴を縫う体験を通して、靴づくりの奥深さを感じてください。

カリキュラム概要

第1回 釣り込み
第2回 まくり縫い
第3回 本底の縫い付け(マッケイ縫い)までの準備作業
本底の縫い付け(マッケイ縫い)
第4回 かかとの積み上げ
第5回 仕上げ(1)
第6回 仕上げ(2)

作る靴について

手製靴をつくる/作成する靴 アッパーのデザインは外羽根のプレーントゥ。使用する木型(=靴の全体のフォルム)はベーシックながら、やや丸みを帯びたデザインです。上記写真はメンズのサンプルです。レディスも昔ながらのオーソドックスな紳士靴のフォルムで、何にでも合わせやすい佇まいになります。また、講座で使用する革は下記の2色(黒または茶色)から選んでいただきます。
手製靴をつくる/革サンプル黒 手製靴をつくる/革サンプル黒

講師紹介

樋口幹

樋口幹(西成製靴塾講師底付け担当)

2001 年、ハンドメイド・オーダー靴「trunk」を立上げ。2010 年、近江八幡市の靴職人・織田悟氏に師事。2014 年、西成製靴塾講師(底付担当)に就任。

募集要項

日程 2021年7月17日、7月31日、8月7日、8月21日、9月4日、9月18日(全て土曜日)
時間 11:00~16:00(昼食時間はもうけません)
定員 6名(2名以上で開催)
申込締切 2021年6月17日(木)
料金 60,000円
靴のサイズ 男性:24.0~26.5cm の0.5cmきざみ
女性:22.0~24.5cm の0.5cmきざみ
諸注意
  • アッパー(甲革)部分は、講座初日までに本校でご用意いたします。
  • 料金は前払い(銀行振込)となります。振込先情報はお申込み後にお伝えします。
  • いかなる場合でも、お振り込み後のご返金はできかねます。
  • お申し込み時に足のサイズと革の色(黒・茶色)をお選びください。
  • 写真の色味、見え方はモニターによって異なります。革の色や質感が気になる方は、当校までお越しいただければご覧いただくことが可能です(要事前連絡)。
  • 道具類はすべてお貸しします。破損が著しい場合は弁償していただくことがございます。
  • 講座では動きやすく作業で汚れてもよい服装(エプロンなど)をご用意ください。
  • 木型・サイズは予めご用意したものを使用します。必ずしもご自身の足にジャストフィットするものではないことをご了承ください。